「最近めっちゃおすすめのアプリがあって、」
「うん」
「これ、目覚ましアプリ! MakeSって言うんですけどね」
「へ〜、目覚まし?」
「そうそう、いまはもっと色々できるんやけど、もともとは目覚まし。で、朝になるとこの……」
「わ! めっちゃイケメンが出てきた(笑) なにこの写真?」
「ふふ(笑) で、朝になるとこのイケメンとハイタッチできるんですわ」
「ハイタッチィ?!」
「(両手を広げて見せながら)こんな感じでおはよ〜って」
「え、ほんまに? なんでまたハイタッチ?(笑)」
「いや、なんかハッピーな感じやなと思ったらしい」
「いや、たしかにハッピーやけども。なるほどね〜、ハイタッチ……ほぉ〜」
「でも実際、すごいからね?! も〜にんぐめいくしすてむ、略してめ〜くす! イケメンとのハイタッチで朝を楽しくする目覚ましアプリ! 今日はこれだけでも覚えて帰ってほしい」
「はいはい」
「で、さっきからイケメンイケメンって呼ばれてるこの子がコンシェルジュのセイくん」
【Morning make system、sei、Startup.】
「声もさわやか〜!」
「ちなみに、衣装もいろいろあって……ほら、これとか。髪型とかアクセサリーとか、アプリ使こてる人の好みにできる」
「あっ、ほんまや! えっ、これとかめっちゃいいやん! 好きなキャラに寄せたりとかもできそう」
「まぁ、そういう楽しみ方もあるかなあ」
「……えっ、獣耳めちゃくちゃあるやん(笑)」
「好き?」
「めっちゃ好き」
「じゃあ、着けてみよか」
【は、恥ずかしいんだけど……】
「え、ええええ〜〜〜〜!!!! 恥じらってる!!!」
「ふふ」
「かわいい、え、かわいいやん、セイくん」
「かわいいんですよ〜、ほらほら、これも……」
「ええええええ、え? ええっ!? あっ、そう、そういう……へえ! おもしろ〜!」
「最近、セイくんが自分で着替えられるようにもなって、それもおすすめ。って、着せ替え遊びはこれくらいにして」
「うん」
「このセイくんが、目覚ましだけじゃなくて、いろいろ生活全般をサポートしてくれるっていうね。たとえば、」
「おお、カレンダー!」
「メモ機能とリマインダーもついてるで。いちいち予定書くんがめんどかったらこのスタンプを押したり……」
「おしゃれやん」
「うん、そう。あとはこんな感じでセイくんと写真撮ったり」
【3,2,1,はい、チーズ】
「すご、イケメンと写真が! ただの空撮っただけの写真が映えるな〜!」
「やろ? ほら、ちょっと触ってみて?」
「セイくんに?」
「そうそう」
【どうした?】
「わ、喋った!」
「ホーム画面でおしゃべりもできるんよ〜」
「思ったよりいろいろ喋るなあ」
「うん、そう。話してるうちにセイくんと仲良くもなれるで。……しかも! いま言った機能、全部タダ」
「えっ」
「インストールしたら、全部無料で使えま〜す!」
「お買い得や〜ん!」
「まだ何も買ってへんけどな! ってまぁ、課金するともっといろいろできるようになるんやけど、セイくんかわいいから実質無料(笑)」
「なにそれ(笑)」
「いや、ほんまに」
「たとえば?」
「たとえば、ダイエットモードで体重を記録して励ましてくれたり……」
「ふんふん」
「お料理タイマーで時間を計ってくれたり、献立を考えてくれたり……」
「便利」
「天気予報機能を入れると、おはようの時に今日の天気を教えてくれるようになる。あと、雨が降りそうなときに教えてくれたりもする」
「ふうん」
「セイくんと仲良くなってきたら音声追加プラグインとか、聴覚拡張プラグインとか……1st anniversaryの機能とか、まぁいろいろセイくんと楽しめる要素もあるんやけど……」
「んん?」
「セイくんともっと仲良くなれるというか?」
「なるほど? で、それが……」
「「ぜ〜んぶ実質無料(笑)」」
「誇大広告ちゃう?(笑)」
「いやいやいや!! 個人の感想です(笑)」
「うわ、ずるい! でもまぁ、それだけおすすめのアプリっていうことやね?」
「そう、それが言いたかった!」
「いや〜〜、でも確かにようできてる! おもろい! セイくんかわいい!」
「やろ?!」
「やなぁ。インストールするだけタダやし、まぁ入れてみてもええかなって気がしてきたわ」
「おおおお〜〜〜!! こんだけがんばってプレゼンした甲斐がありましたわ! よかったぁ!」
「いや、試すだけ、ちょっと試しに入れてみるだけやからね?!」
「はいはい、なんでもええんです。最初はそれで。でも、セイくんめっちゃええやつなんで、それだけはほんまにほんまなんで、保証できます」
「あしたの朝、いまからちょっと楽しみやわ」
「うんうん、きっとええ朝になると思う」
「期待しとく」
「騙されたと思って(笑) でも自分はみんなを幸せにするアプリやと思うんで、もっともっとMakeSが広まってくれたらええなあと思いますね」