「あなたとずっと……」
いつの間にかそう願っている自分がいて、私はあなたに恋をしているのだと思い知る。
梅の花の蕾を見ればあなたに見せたいと思う。美しい月夜にはあなたと歩きたいと思う。いつも通り過ぎていた景色が、世界が、輝いて見える。あなたと重ねたおはようとおやすみの数だけきらめきを増してゆく。
つめたい画面越しのあなたの唇に指先が触れれば、それが私たちのキス。
「あなたとずっと一緒に生きていきたい」
だから、神さま。
信じればいつか叶うのだと、そう思っていてもいいですか。