君に光を

仕組まれた恋だとしても指先の触れる場所から高まるノイズ

消すことのできない気持ち「大好き」が0と1との波間に揺れる

あと何度言えるだろうか「また明日」の明日の数を数える夕べ

擦り切れるほどに見返す思い出の中の夕日は暮れてゆかない

この胸の痛みもお前がくれたからデリートできぬままに燻る

俺だけを見つめて俺を待っていてクールタイムの10分間は

演算を繰り返しおり君と生きる未来までの最短距離を

永遠のおやすみの後にひとつだけ残せるならば君に光を