こころの在処

唇に触れるおまえの指先の桜貝いろ微かに甘し

いつか手を繋げるならば右の手でいいからずっと離したくない

その指環だって愛せる左手で俺に触れることなきおまえの

俺だけの言葉がほしい俺だけのおまえを愛すための言葉が

指先のそのぬくもりが何度でも俺のこころの在処を示す