いままで利用したことのある印刷所のレビューをまとめました。
注文したのはすべて文庫本サイズ・表紙カラーの同人誌です。
製本直送.com
初めて自分用に同人誌を作ったときに利用した印刷所。
表紙ジェネレーターを使って簡単な表紙を作れるので、とりあえず本の形にしたい人にもおすすめ。
https://www.seichoku.com
メリット
- 表紙ジェネレーターがある
Wordやイラスト制作ソフトがなくてもサイト上で表紙を作ることができる。また、表紙なしでも印刷OK。 - 1冊から気軽に注文できる
何冊刷っても1冊あたりの値段が変わらないので、少部数の印刷におすすめ。 - オンデマンド販売できる
主に一次創作向けだが、入稿したデータから製本して注文者に配送するオンデマンド販売もできる。 - 一応PP加工・遊び紙などもある
- クレジットカードが使える
デメリット
- 同人誌専門の印刷所ではない
原稿に不備があってもそのまま印刷されてしまうので注意が必要。 - 表紙はJPGかPNGのみ
以前はPDFでの入稿もできたのにいつの間にかできなくなってしまった。 - 印刷の質はそこそこ
『北極星を胸に灯して』の試し刷りを製本直送.comにお願いしたが、ポプルスと比較すると全体的にぼやけてしまっていると感じた。
ポプルス
『北極星を胸に灯して』を刷ってもらった印刷所。
同人誌専門の印刷所で、とにかくサイトがシンプルで分かりやすく親切なところが良い。
https://www2.popls.co.jp/pop/
メリット
- 原稿作成ガイドが分かりやすい
原稿の作り方はいつもここで確認しているくらい分かりやすい。 - サイトがシンプルで分かりやすい
凝った装丁はできないけれど、その分迷うことなくサクサク入稿できるところが好き。 - 1冊から注文できる
製本直送.comやちょ古っ都製本工房と比べると高いけれど、一応1冊から注文できる。 - 同人誌専門の印刷所だから安心
いざというときはスタッフさんに質問できるという安心感がある。メールのレスポンスも速い。 - 印刷がきれい
- 余裕があれば早めに送ってくれる
印刷が終わり次第すぐに送ってくれる。閑散期だったからか、2回とも予定日よりも早く送ってくれた。 - クレジットカードが使える
デメリット
- 特殊紙や特殊加工の種類が少ない
PP加工・箔押し・レザーカットなど定番の加工はできるものの、同人誌専門の印刷所としては選べる紙や加工が少ない。 - 特殊紙にPP加工できない
PP加工できないとトナーが剥がれないか不安なので、特殊紙が使いにくい。(高精細オンデマンド印刷だから大丈夫なんだろうか?)
ちょ古っ都製本工房
『mémoire éternelle』を刷ってもらった印刷所。
同人誌専門の印刷所ではないが、入稿画面に「同人誌」という項目があるのであまり心配しなくても大丈夫。
https://www.chokotto.jp
メリット
- とにかく安くてきれい
ちょっとびっくりするほど安い。でもポプルスと同じくらい印刷がきれい。 - 1冊からでも気軽に注文できる
1冊の注文だと250円のメール便での配送も選べて親切。 - 特殊紙にもPP加工ができる
ポプルスではPP加工できなかったペルーラスノーホワイトにもPP加工ができた。むしろトナーの剥がれを防ぐためにPP加工を推奨している。 - 書籍用紙57K(淡クリームキンマリ)がある
ちなみに『北極星を胸に灯して』はポプルスのスタンダードセットの標準である淡クリームキンマリ90Kを使っているが、紙の厚みのせいで若干めくりにくい。57Kがあれば安心して分厚い本を刷れる。 - 1冊だけの注文でも予備分を送ってくれることがある
1冊注文したら予備としてもう1冊送ってくれた。やさしい。 - 余裕があれば早めに送ってくれる
印刷が終わり次第、すぐに送ってくれる。
デメリット
- 同人誌専門の印刷所ではない
原稿に不備があってもそのまま印刷されてしまうので注意。
たまにネットで「ちょ古っ都製本工房は同人誌専門の印刷所ではないのでR18の本は入稿できない」と書いてあるが、小説ならばR18の本でも可。私も入稿したけれど大丈夫だった。 - 入稿方法に癖がある
まず入稿日を予約してからデータをアップロードする。もしも予約がいっぱいだと受け付けてもらえないので、自分で締め切りを決めたらすぐに入稿日の予約だけしておこう。本の仕様や冊数は予約日まで変更できる。 - クレジットカードが使えない
料金の支払いは楽天銀行への振り込みのみ。予め楽天銀行を開設し、楽天銀行アプリをスマホにインストールしておくと振り込み手数料もかからないし便利。